症状と疾患について

症状と疾患について

10~20歳代に多い症状と疾患

10~20歳代 10~20歳代

■生理不順、生理痛

女性ホルモンの分泌不良やホルモンバランスの乱れなどが原因として考えられます。鎮痛剤だけでなく漢方薬や低用量ピルなどでの治療が可能です。また、ピルを服用することでニキビが改善する場合があります。ご相談ください。

■外陰部のかゆみ、痛み、帯下異常、不正出血

カンジダ症などの感染症の可能性があります。クラミジア、性器ヘルペス、コンジローマなどの性病やまれに子宮頚部がんが見つかることもあるので検査を受けましょう。

■避妊相談

ピルの処方を行っています。(自費診療)

■避妊に失敗した

性交後72時間以内であれば緊急避妊ピル(アフターピル)の服用が有効です。(自費診療)

■生理の日程を調整したい

ピルの服用によって調整が可能です。生理の開始日を早めたり遅らせることが可能です。生理が始まる日程の直前では間に合わない場合もあるので、早めに相談してください。(自費診療)

20~40歳代に多い症状と疾患

20~40歳代 20歳代~40歳代

■生理痛、過多月経、性交時痛

子宮筋腫や子宮内膜症の可能性があります。基本的には良性の疾患ですが進行性の病気なので、早めに診察を受けることをお勧めします。また早期の段階であれば手術を受けずにホルモン療法などが可能です。

■過多月経、貧血、不正出血

子宮筋腫や子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープなどが見つかることがあります。当クリニックではエコー検査に加えて子宮鏡検査にて正確な診察が可能です。また、子宮頚部がんに加えて子宮体癌のチェックもしておいたほうが良いです。過多月経に対しては毎日ホルモン剤を服用する必要のない子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS)の留置が可能な場合があります。

■結婚、妊娠前に必要な
検診を受けたい

ブライダルチェック、プレコンセプション(妊娠前)チェックを行っております。(自費診療)

■すでに子供がいるので避妊したい

低用量ピルのほかに薬を内服する手間のかからない子宮内避妊器具を留置することも可能です。

■下腹部痛、膨満感

服のウエストサイズが合わなくなったり、下腹部の膨満感、頻尿などの症状が続く場合は子宮筋腫や卵巣嚢腫、卵巣がんができている場合があります。超音波検査などで診断できますので診察を受けてください。

■不妊症

一般的に健常であれば1年間で80%の割合で妊娠します。1年以上妊娠しないようであれば相談してください。また35歳以上になると卵巣機能が低下し急激に妊娠率が低下します。該当する方は1年未満でも受診をお勧めします。

40~60歳代に多い症状と疾患

40~60歳代 40~60歳代

■生理不順、動悸、のぼせ、
発汗、倦怠感など

更年期障害の可能性があります。また甲状腺の病気が原因の場合もありますので、ホルモン検査を受けられることをお勧めします。更年期障害に対してはサプリメント、漢方薬、ホルモン補充療法などが有効です。日常生活に支障があるような場合は相談してください。

■不正出血

卵巣機能の低下が原因であることが多いですが、子宮頚部がんだけでなく子宮体癌のチェックも受けることをお勧めします。

■下腹部痛、膨満感

卵巣がんは数ヶ月で急激に進行することがあります。半年前に検診で異常がなかったからと言っても安心できません。気になる症状があれば診察を受けたほうが安心です。

60歳代以降に多い症状と疾患

60歳代~ 60歳代~

■膣の痛み、乾燥、性交時痛

女性ホルモンが不足の原因による萎縮性膣炎が疑われます。簡単な内診で診断でき、女性ホルモンの膣坐薬で治療できます。

■不正出血、下腹痛

子宮頚部がん、体癌、卵巣がんのチェックを受けることをお勧めします。

■健康診断でコレステロール値が
高いと言われた

簡単な動脈硬化の検査(CAVI)を行っています。

■骨粗しょう症が心配

超音波による簡便な骨密度測定が可能です。